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The big discussion “Bilingual education for children in Japan” Part 1. Do you have any scientific evidence on your opinion? 日本におけるこどもバイリンガル教育のあり方 (その1)科学的エビデンスをもって意見を述べよう!

  • 2015年5月31日の朝日新聞朝刊に、“英語教育早いほどいいの?”と題して、日本における幼少期の英語教育が、アジア諸国で最も遅れていることと、その結果として日本人のTOEFL平均点:70点(120点満点)が最低であるデータが、示された。

 

  • そこにおいて、日本での英語教育の早期化に、賛成・反対の意見を、それぞれお一人づつの大学教授が論旨を述べておられる。

 

  • 結論から言って、賛成者の吉田研作教授(上智大学言語教育研究センター長)のご見解に、100%賛同する。吉田教授は、冒頭に「言語を遊びなどの体験から覚える能力は幼い子が一番高く、、、逆に知識から教え始めると英語嫌いを増やすおそれがある」と述べられ、日本語がおろそかになったりはしない、とのお考えである。

 

  • 一方で、反対されるX教授は、「記憶力が抜群で分析的に考える力がつくのは中学生の時期で、小学校での英語教育は、英語嫌いが増える、、、」と何ら、研究論文を引用することもなく、ここまで言い切るのは、Oxford Evidence Level sで最低のレベル5の発言である。大学人なら、自らの研究データもしくは少なくとも発表された論文引用をもっての発言が望まれる。

 

  • ここに重要なエビデンスを示す。2013年8月28日朝日新聞朝刊には、小学校の時代に英語を始めたこども達の76.2%が英語好きで、中学生になってからは53.3%を大きく上回るデータが示された。

 

  • 私自身の論文で恐縮だが、英語を幼少時から始めても、日本語の混乱はない。それどころか、日本語の言語性IQが、ほぼ全例で標準を上回り、極めて高値を示すものすらある!と結論されるデータを発表している。≪Oi,S.;J. Hydrocephalus : 6(1):40-44,2014≫

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