WHOCH Project “Live Surgery Education for Hydrocephalus in Kenya and Tanzania”ケニアとタンザニアにおける水頭症のこども達の手術指導

  • 2001年から、独自に、世界の水頭症のこども達の救済活動として、WHOCH [Worldwide Help of Children with Hydrocephalus] projectを立ち上げ、これまでに、22ヶ国、63回に及んで、諸国で治療の難しい難治性水頭症をはじめとする水頭症の手術指導に取り組んできた(大井静雄著:すこやかなれ、世界のこども達!WBI publications 2011発行に2010年までの活動報告)。口径2x4㎜の世界最小径の神経内視鏡(ドイツ・カールストルツ社製Karl Storz “Oi Handy Pro”)の開発で、その普及が、アフリカにも及んだ。

 

  • 本年、2016年には、そのWHOCH projectの21カ国目として、キリギスタン共和国、22カ国目として、タンザニアに招かれた。特に、タンザニアでは、ケニア(第10カ国目)で、2007年以降、過去3回WHOCH活動を行ってきた成果で、ケニアの脳外科医とチームを組み、ブガンド タンザニア メディカルセンターにて、重度水頭症の神経内視鏡治療を行った。

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  • ケニアやタンザニアにおける難治性水頭症の特徴は、胎内もしくは乳幼児期の感染が原因となり、幼少期の水頭症として、65cmにも及ぶ巨大な頭囲に至って、初めて受診し、診断が遅れることだ。

 

  • 日本政府のTICAD (Tokyo International Conference on African Development アフリカ開発会議)等での支援を望む現地の医師達も多く、ここにお伝えしたい。

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